スイスは世界でもトップクラスの教育を持つ国だということを皆さんはご存知でしたでしょうか?
人口比でノーベル賞受賞者数は世界最多、国民一人当たりの特許申請率も世界トップレベルのスイス。大学生の学力低下が叫ばれて久しい日本とは対照的に、スイスの大学は教育レベルの高さで国際的高水準を保っている。 www.swissinfo.ch参照
スイスに7年間住んでいた私が、今回はスイスへ留学や観光をしたいと思える4つの魅力をお伝えします。
目次
夜には空一面に星空が広がる国、スイス
スイスはとても住み心地がよく、平和で時が遅く過ぎるところです。自然が多く、日本の東京などに住んでる方には息抜きにぴったりな国ですね。空気が澄んでいて、夜には空一面の星が見えます。夏はだいたい涼しく、過ごしやすいです。冬はやはり山に囲まれているので寒いですけど、スキーやスノーボードされる方にはおすすめです。

スイスはヨーロッパの中心に位置していて、いろんな国に車や電車で行けちゃいます。しゃべられている言語はなんと4カ国語で、フランス語、ドイツ語、イタリア語そしてロマンシュ語がしゃべられています。そしてスイス人はだいたい英語もペラペラです。
永世中立国のスイスにはたくさんの国際機関があります。例えば、ジュネーブには国連の本部があり、チューリッヒには国際サッカー連合(FIFA) などがあります。


ジュネーブにある国連の本部
魅力1:スイスは自然が豊かでのどかな国
スイスの町にはどこに行っても自然があります。チューリッヒやジュネーブなどの比較的大きな町にも湖があったり、山があったり、森があったりします。おかげでスイス人は夏には登山をし、冬にはスキーやスノーボードをするなどいつも自然とふれあっています。

私も留学している間はスイス人にまざって自然とたくさんふれあいました。私が住んでいたローザンヌにはレマン湖という湖があり、夏はいつもペダルボートにのったり、泳いだりしてました。
スイスは空気がきれいなせいか、よく空がきれいです。雲だったり、夕日だったり、星空だったり、曇りの時だってきれいでした。雨だとちょっと気分が下がりがちですが、あまりスイスではそういうことはなかったです。
この写真はローザンヌ(Lausanne)という町で撮った夕日の写真です。この湖の向こう側はフランスです。
スイスはアルプスに囲まれている国です。その中でも世界遺産に登録されているユングフラウ、アレッチ、ビーチホルン地域はとてもきれいです。ユングフラウにはヨーロッパで最も高い位置にある鉄道駅、ユングフラウヨッホ駅まで電車で行けます。

写真は私がユングフラウの展望台に行ったときにとったもの。ユングフラウにはスキー場もあり、年中スキーやスノーボードが楽しめます。
魅力2:スイスは世界で5番目に安全な国
スイスは私がこれまで訪れた国の中で一番安全な国です。日本人でアメリカには行かずにスイスに留学を決めた子達の理由は安全な国だからという方がほとんどです。
イギリスの経済誌エコノミストが今年発表した世界平和度指数によるとスイスは世界で5位。ちなみに日本は8位なんです。
スイスは日本と同じで幼稚園生や小学生は一人で登校します。子供を一人で歩かせてもいいくらい安全ということがわかりますね。
交通機関もしっかりしてイタリアみたいに遅れることもなく、汚いどころかとてもきれいです。
スイスの横断歩道は2種類あり、多いのが黄色い横断歩道です。黄色い横断歩道は必ず歩行者優先なんです。しっかり者のスイス人はみんなちゃんと従います。なので歩行者は安心して道をわたれるんですね。

バーゼル(Basel)の街並み
魅力3:スイスは多言語習得に向いている国
先ほども申しましたが、スイスは4カ国語しゃべる国です。難民も受けいれているので、本当にいろんな国の方々がいます。アジア人は少ない方なのですが、増えつつあると思います。でも多言語を一度に習いたいならスイスはとってもいいと思います。一度にこれだけ多くの言語を学べる環境はスイスだけなんじゃないでしょうか?
私が留学していたのはインターナショナルスクールなので、学校では英語で全て行い、プラスその地域の言葉を習わなくてはなりません。私はドイツ語圏とフランス語圏に住んだ経験があるのですが、学校で英語を学びつつ、ドイツ語とフランス語を習っていました。
ただ、スイスのドイツ語やフランス語はなまりが強いので、そこは住めばだんだん覚えていくと思います。でも標準な言葉も通じるのでそこは大丈夫です。習った言語をそのまま現地で使えるのは使って会話できるのはやる気をあがり、上達もします。
もし、日本語を忘れたくない人はちゃんと大きい町に日本人学校があります。全日制と補習校のある学校が二つあり、一つはUster というチューリッヒに近いところで、もう一つはジュネーブにあります。補習校は週一回土曜日にあるので現地の学校やインターに通いながらも通えます。イベントなど定期的にあるので楽しいですよ。
魅力4:美味しいスイス料理
スイスで有名な食べ物といえば、チーズとチョコレートじゃないでしょうか?
溶かしたチーズをジャガイモと食べるラクレット
スイスの美味しいチーズ料理というと、チーズフォンデュ(パンをチーズにつけて食べる料理です)やラクレット(溶かしたチーズをジャガイモと一緒に食べる料理です)などですよね。お酒が好きな人はスイスチーズにスイスワインを試してみることをおすすめします。

私が個人的に好きなのはシュニッツェル(Schnitzel)。ドイツにもオーストリアにもある伝統的な料理なのですがスイス料理の一つでもあります。味はほとんどトンカツと変わらず、ころもが日本とはちょっと違うだけです(それとサイズも日本に比べると断然大きめです)。スイス人はこれと芋料理を一緒に食べるのが一般的です。
ジャガイモをいっぱい食べる国スイスならではの料理がルシュティ(Rösti)。これは茹でたジャガイモを細長くすりおろしてカリカリに焼き上げたものです。

ルシュティ(Rösti)
アルペンマカロニというスイスチーズをのせたグラタンもスイス料理の一つです。スイスの子供たちはだいたいアルペンマカロニが大好きです。
スイスは山に囲まれて、冬が長いのでジャガイモ料理が主流なんですね。なのでスイス料理はいたってシンプルなものが多いです。アルプスの少女ハイジにも登場する、羊のミルクやチーズ、黒パンなども今でも食べられています。

左から2番目が鵜野さん
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この記事を書いた人

- 中学、高校生活をスイスで過ごし、現在ニューヨークの美大に留学中。
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