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日本語学校で「にわか先生」に

隊員の方との食事会

隊員の方との食事会

最後に、日本語教師として活動している隊員の方にお会いしました。さらには、ドミニカ国内の大学に併設された語学学校の、見学兼アシスタントということで、授業のお手伝いを少しだけ手伝わせてもらいました。ドミニカの子供達の多くは、アニメに影響されて日本語を学ぼうと心に決めたそうです。日本のアニメは、外国人が日本に興味を持つ理由のトップ3に入っており、そのせいか、とにかく彼らの喋る日本語は誰しも可愛いらしく感じてしまうかもしれません。

語学学校では、社会人から中学生まで、幅広い年齢層の生徒が学んでいます。どの生徒も勤勉で、最終日に折り紙で手裏剣をみんなで作ったりもして過ごしました。折り紙の手裏剣を作るときには、手本になってやったのですが、どの生徒も「アキさん、アキ先生」と呼んでくれ、いい気分になってしまいます。そのせいか「みなさんいいですかー?わかりましたか?」などと、21歳の若僧がまるで教師のようについつい振舞ってしまうわけです(笑)

また、それに対する彼らの反応も、「はい、わかりました。ありがとうございます。」と、日本の小生意気な中学生よりとても愛らしく感じられます(笑)

日本語クラスでの様子

日本語クラスでの様子

その後、ドミニカ人の日本語教師とも一緒にご飯を食べたました。その方は、2005年に開催された愛知万博でドミニカのブース担当となり、名古屋(地元から電車で10分)に住んでいたらしく、会話ははずみ、いろいろな疑問を投げかけました。

ドミニカ人の楽しみは「オシャレ」、その一方で……

ドミニカ人はとてもおしゃれ。しかも、ハデ好きです。誰もが身なりをきっちりとしていて、女性は1カ月に何度も美容院やネイルサロンに行きます。香水もつけて、とにかくおしゃれに時間とお金をかけます。ドミニカでは、ストレートヘアの女性が美しいとされ、まっすぐで美しい髪を保つために、女性たちは美容院へ行き矯正するのだとか。さらには、帽子をかぶって、好みのメンズが現れた時など、いざという時のために髪の毛を綺麗にキープしているそうです。個人的には巻き髪も十分魅力的だと思うのですが(笑)そして綺麗好きでもあります。

しかし、問題は自分の家などは常に綺麗に保ちますが、それ以外には全く構わないところです。聞いた話では、教会で配られたお菓子の包み紙をドミニカ人は平然と敷地内で捨てるそうです。何ともバチ当たりなのですが、注意されると彼らはそれを拾って隣の家に投げ捨てるそうです。

基本的に、自分の家以外なら汚れていてもかまわないらしく、コンスタンサの街でも実際にゴミで溢れた川を案内してくれた現地のおばさんも、「こんなに汚れていてひどいだろ~??」とドヤ顔するだけで自分たちでは一切ゴミを拾おうとしませんでした。その気もないようでした。

「日本のボランティアで何とかやってくれ」という具合です。このように、なんでも人任せなのが途上国で起きる諸問題の根本的な問題の一つでもあります。

ドミニカ社会はさまざまな問題も抱える

十代の妊娠とシングルマザーは当たり前の状況であり、母親たちは主として家政婦として生計を立て子供を養っていくそうで、ある程度の教養のある中流階級より下の人たちは子供をもてるだけもち、出稼ぎに行かせるそうです。

しかし、子供を多くもてばその分養育費がかかりお金の工面に苦労する。その悪循環が止まらないのが現状です。女性の人権や社会的地位もまだまだしっかりと確立されていないようで、家庭内でも男性によるDVが社会問題になっています。一部分にだけ焦点を当てればカリブで一番豊かで急発展な国と思えますが実情はまだまだ改善の余地のある問題ばかりです。

アフリカに見る「不思議なくらい幸せそうな人々」

農業や建設業など力仕事に従事しているドミニカ人は白人と黒人の混血というよりは、黒人が目立ちます。厳密には彼らはドミニカ人ではなく隣国のハイチ人であり出稼ぎに来ているそうです。

そして実際は彼らの労働力なくしてドミニカの経済は成り立たないくらいハイチ人はドミニカの産業に影響を与えています。

首都のサント・ドミンゴは旧市街地と新市街地があり、旧市街ではスペイン征服時代の名残がたくさんありスペイン風の歴史ある街並みを楽しめます。新市街地はとにかく高層ビルやショッピングモールが乱立しており、走る車も高級車ばかり。そこで見かけるほとんどのドミニカ人は白人系ばかりでした。この国の割合で言えば20%弱に満たない白人が国全体の富の大部分を占めていることに対し、真相はわかりませんが、人種による所得の違いに悲しさを感じてしまいます。

ドミニカはこれまで訪れた国の中で一番貧富の格差が激しい国でもありました。国の一部はとても裕福でさまざまな外資系企業や欧米人たちによるリゾート開発により、信じられないくらい豊かな暮らしを送れるのですが、その他のスラム街は本当に汚く、とにかく同じ国とは思えません。

しかし、そんな彼らに同情するも、スラム街で生きる彼らは不思議なくらいとても幸せそうでした。ラテンの陽気な音楽に合わせてダンスを踊り、道を歩く珍しいアジア人を見つめるしかめっ面のおっさんにも手を振れば両手で「Hola!!」と返事をし返してくれる。

国民の幸福度が世界でもトップクラスのドミニカの人たちから、貧しさの中にいても周りに大事な人間がいるだけで人は幸せを感じ取れそれが生きる理由になるのだなと感心しました。

踊る子供たち

踊る子供たち

「海外支援の在り方」にドミニカの現状が投げかける問い

このような人たちは実際支援がいるのかどうか判断が難しいところだと思います。なぜなら上記の通り、確かに貧しい生活をしているが不幸には見えないからです。

海外からの支援に甘えている部分も多々ありますし、環境面で言えば、ボランティアが入っている間は綺麗になるのですが、それがいなくなれば、また最初からのやり直し。

その繰り返しだそうです。

終わりの見えないボランティア活動に価値を見出せなくなる方もいるそうです。しかしやってもやっても元通りの活動の中で一つだけ変わらないことがあるそうです。それは隊員の方が関わった現地の人はその方をいつまでも感謝し覚えていてくれていること、そしていつまでも歓迎してくれていることだそうです。

「人の記憶に残る仕事をしよう」そうポロっと語った隊員の方の一言が僕はボランティアの限界に生きることをまさに象徴する一言だなと深く思いました。

ドミニカ共和国は日本の移民の人たちの歴史でも有名な国でもあります。戦後の混乱期に日本政府の綺麗な謳い文句に騙されてこの国へやってきた日本人の方々は当時は相当な苦労をされたようです。

冒頭で話しました街、コンスタンサはかつて日系人で有名な街で、昔の日本人の方々が尽力されたおかげで今では畑が綺麗に整備され農作物が多くとれるそうです。

日系人のセトさんの宝石店。あの松井秀喜も来店

日系人・セトさんの宝石店、松井秀喜が来店したこともある

僕が知り合いの紹介でホームステイさせていただいたところも、移民ではないですがドミニカにすでに10年以上住まれている方たちで、首都のサント・ドミンゴで「JAPACAFE」という日本食屋を経営されています。日本から食品を輸入し日本人の手で料理するのが当たり前ですが一番のセールスポイントであり、芸術作品のようなSUSHIの盛り方も堪能できます。

JAPACAFE 店内の様子1

JAPACAFE 店内の様子

今年中に新市街地のショッピングモールで高所得者をターゲットに2号店もOPENさせるようで、ドミニカでの日本食の展開に大いに貢献されています。ドミニカ共和国にお越しの際はぜひJAPACAFEにお立ち寄りください。アーティスティックな日本人シェフと大和撫子な日本人妻があなたのご来店をお待ちしております。(宣伝です、すみません)

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この記事を書いた人

Aki Tajima
Aki Tajima
アジアの新興国・途上国、中米などを旅する学生バックパッカー。海外でのインフラ整備に興味があり、アメリカ留学を経験した後、大手総合電機メーカーに就職予定。
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