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今回は、幼い頃イギリスで過ごした経験のある現在、東京外国語大学に通われている内山さんをインタビューしました。留学=語学マスターと考えている方が多いですが、それだけではないんだと熱く語ってくれました。

 

名前:内山奈穂子(うちやまなおこ)さん
 米国、英国、福井育ち。小学校4年弱をイギリスで過ごした。大学は東京外国語大学に進学し、大学1〜3年は水泳部やESSに所属。現在就職活動中。

イギリスで大切な人たちと出会えた

–小学校4年弱をイギリスで過ごされたそうですが、イギリスはどのような国でしたか?印象など教えてください。

首都のロンドンではなく、イギリスの西のチェルトナムという小さな街に住んでいて、そこにある学校に通っていました。

そこの学校の人たちは田舎に住んでいることが多くて、誕生日パーティーに友達の家に行った時には、家の庭が広くて、雉がそこら辺にいて、田舎だなあという印象を持ちましたね。

ロンドンでは、日本食のレストランが結構あって、おいしい日本食も食べました。それと、イギリスは人によると思いますが、フィッシュ&チップス以外にもポテチフライというのがあって、それもおいしかったです。まずいのもありましたけど(笑)

それから、イギリス人の性格は、優しいという印象です。

私は英語が全然分からない状態でイギリスに行ったので、英語を勉強するのはとても大変でした。でも、近所のインドの方から英語を教えてもらったり、学校の先生からは日本語の辞書を使って丁寧に教えて頂きました。

学校の宿題の多くが英文を読むことだったのですが、それがすごく英語力を上げるのに効果的だったと思います。

–なおこさんの構成要素の多くはイギリスで培われたとおっしゃっていましたが、どのようなところでそう思われますか?

友人関係です。今でも自分が辛いと思った時に連絡できるのはイギリスで出会った人たちですね。イギリスの人は悩んでいる時に親身になって考えてくれて、人間的にも私と近いのかなと思っています。

日本に来て受けたカルチャーショック

–イギリスから日本に来て、驚いたところなどはありますか?

ルールが厳しいということですかね。日本の学校は、髪の毛の長さ、スカートの丈など細かいことが校則としてあって、それをきっちり守らなきゃいけないですよね。

イギリスもルールはあるのですが、細かいところまではなかったので、日本のルールの厳しさには、不思議だなぁと思いました。

他には、男の子がカバンにアンパンマンのぬいぐるみなど可愛いものをつけていたことですね。

イギリスの男の子はサッカーボールのキーホルダーなどをつけていて、可愛いものは全然つけていなかったので、そこがカルチャーショックでした(笑)

反対にイギリスで驚いたことがありました。

イギリスの小学校に下見で両親と学校に伺った時、学校の廊下を二人で歩いてた親子がいました。教室のドアを少年が開けて、お父さんがthank you と言い、中に入ると少年が、my pleasure(光栄です)と答えたんです。

それは日本人にはなかなか出来ないことで、良い文化だなあと驚きましたね。

–日本育ちの人と小学校をイギリスで過ごした自分で違うなと思うところなどはありますか?

授業中、イギリスでは皆がバンバン手を挙げて、先生もちゃんと指してくれるという雰囲気だったのですが、日本では授業中に手を挙げにくい雰囲気がありました。日本の中学の授業では、イギリスみたいな授業は経験できなかったですね。

それから、私は思ったことをそのまま言ってしまうんですけど、日本の友達

には、なおこは本当思った事そのままいうよねと言われちゃうことが多くて、

友達同士でも気遣いが大変に感じます。

–なぜ東京外国語大学に進学したのですか?

私もなんで海外の大学に入らなかったのかなと今では思いますが、日本に帰ってきて、英語ができるのは東京外語大学だと思い込んでいたからですかね。言語を専門にした勉強をしたかったし、新しいことをしたいと思ったので、ロシア語を専攻しました。次はウズベク語を学びたいと思っています。

留学は言語を学べるだけじゃない

By: Alex Brown

–大学に入ってからも海外に行くことはあったのですか?

短期留学なんですけど、モスクワに行きました。印象としては寒くて、オオカミみたいな野良犬がいっぱいいて怖かったです(笑)

ロシアは先進国だと思っていたのですが、実はまだ新興国というところで、インフラもまだまだでした。

当時はロシア語もまだつたなかったので最初の方は上手くコミュに―ションがとれず、ロシアの人たちは冷たいなと思っていたのですが、仲良くなると親切に接してくれました。ですが、自分が思っていることを伝えるのはやっぱり難しかったです。

モスクワでは語学を学ぶ以外にも、積極的に日本の企業のアルバイトをしたり、財務日本大使館のイベントのお手伝いをしたりしました。そのイベントは日本のもの作りの良さなどを伝えるイベントで、そこにはステータスの高い人が多かったので緊張しました。

そこに来てくださった方にアンケートを取ったのですが、もっと日本の情報などを出してほしいという声もあって、日本に興味を持ってくれているんだなと思いました。

–海外に行った方が良いメリットはありますか?

やっぱり文化体験が一番大きいと思います。現地の人がどんな感じの人だとか、どんな生活をしているとか、実際に現地に行かないと分からないですね。なのでホームステイなどは現地の人の生活とかを見れますし、すごく楽しかったです。

それから就活の部分も含めると、OB訪問をして日本人が海外でどのように仕事をしているのか実際に見れるのが良かったです。なので海外に行く事は、言語以外にも自分の行動次第で色々なことが得られると思います。

就活でも役立った!ESSでの活動

–ESSとは主にどのような活動をされているのですか?

主に英語でスピーチをする活動です。私はドラマとディジスカッションで活動していました。ドラマでは演技をしたりするのですが、学園祭などで発表しました。あとは脚本の翻訳なども手伝いました。

ディスカッションは他の大学に行って、テーマは自由に毎回決めて、それによってディスカッションクエスチョンを2〜3問決めて5〜7人くらいで、英語でディスカッションをします。

ディスカッションで質問に答えるとき、他の人が出した意見にまた自分の知識を出していったりするので、考える力・知識が増えていき、世界が広がりました。コミュニケーション能力も上がったと思います。

ドラマは演技で表現して見ている人に伝えるのですが、私は人前に出るのが苦手なので緊張してしまいます。でも、英語でドラマの演技をすることで、感情表現が得意になりました。就職活動の面接でも自分を表現していくことがより上手くできると思います。

–現在就職活動をされていると思うのですが、一番苦労していることはなんですか?

メールのやり取りで、どう返事したらいいのか、とか。面接の時の部屋への入り方など、全く分からないことだらけなので、苦労してます。

学校でも自分でアプローチしていって協力してもらっているのですが、とにかく今は忙しいです。

日本は在学中に就職活動をやりますが、海外では在学中はやらないんです。そこがおかしいなと思ってしまいます。日本の就職活動の方法だとまともに卒論も書けないですよ(笑)

–卒論は何をテーマに書くのですか?

ロシアにおける移民についてです。

中央アジアはまだ途上国で、自分の家族を養うのに全然お金が足りない状況です。なので、ロシアに出稼ぎに来ているんですね。今年度法律が改正されて、ロシアの移民に対する法則が厳しくなってしまいました。そのことを中心に勉強しているので、卒論のテーマとして書きたいと思っています。

海外と日本を繋ぐ架け橋になりたい

–将来の夢・目標は何ですか?

世界が平和になるように貢献したいので、国際機関で働きたいと思っています。そのためには語学力が必要不可欠。

今、就活で海外と日本の関係をよくする活動や国際交流などを軸にしています。それはビジネスなどで、日本のよさを海外に伝えたり、日本と海外を繋ぐ架け橋になっていきたいと思っていて、その後に海外の舞台で活躍していきたいです。

–最後に若者に一言お願いします。

海外が苦手な人もいると思うので一概には言えないのですが、日本に留まっているだけじゃもったいない。私は、海外は面白いと思っています。新しい視点を取り入れて何かを創造し、常に新しいことに挑戦していってほしいです。

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この記事を書いた人

Suzuki Sayaka
Suzuki Sayaka
現在東京薬科大学生命科学部3年です。
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