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英語アヒル

「超音読英語勉強法」の著者・野島裕昭です。音読を中心に、英語の勉強を15年ほど続けています。その経験から、「英語ってどうやったら身につくの?」という疑問について、自分なりに書いていきたいと思います。

ここ数年間、都内で開催されている英会話の勉強会に、週2回ほどのペースで参加しており、そういった会でご一緒になった方から、「お薦めの参考書は何ですか?」といった質問を受けることがあります。

ただ、実は、参考書のことはよく分かりません。いじわるで教えないのではなくて、本当によく知りません。何でもいいから教えろ、さもないと銃殺すると言われたら「ち、中学校の教科書か……NHKのテキストを……」くらいで慈悲を乞いますが、そこまでが限界です。昔から参考書はほとんど使ってこなかったので、そのあたりをアドバイスするのは厳しいのです。

英語学習のスタンスは「かっこいい英語」に触れること

では、参考書を使わずにどうやって勉強をしてきたか?洋書であったり、ドラマであったり、ラジオであったり、その時々によって使う素材も、やり方も異なりますが、一言で言うと「かっこいい英語にたくさん触れる」というのが、基本的なスタンスでした。

まだ、ほとんど英語がしゃべれなかった大学生のころ、初めて「かっこいいな~!」と思った英語がありました。ヒュー・グラントという、イギリス人俳優の英語でした。ラブコメの帝王と呼ばれ、ノッティングヒルの恋人や、ラブアクチュアリーに出ている俳優です。

彼が主演の「アバウト・ア・ボーイ」という映画にハマり、DVDと、全セリフが載っているスクリプト集を買い、さらに原書、オーディオブックまで手に入れました。

原書の読解には、かなりの苦戦を強いられましたが、日本語に翻訳された本と、ネット検索とを駆使して、数か月がかりでなんとか読み切りました。

「彼のように、かっこいい英語を話したい!」

そういった憧れがあったからこそ、挫折をせずに続けることができました。

そして、何よりも成長を感じたのはスピーキングでした。憧れの気持ちで英語を聞いているうちに、自然と「真似したい!」という感情が沸き起こったのでしょう。彼の映画を何度も観ていたら、自然としゃべり方が乗り移りっていました。

音読をするときも、人と会話するときも、いつの間にか彼に近いしゃべり方になっていて、「発音、聞き取りやすいね」「イギリスに留学していたの?」と言われるようになりました。

この「真似したい!」とか、「かっこいい英語をしゃべりたい!」と思う感情こそ、英語力上達の鍵だったのではないか。今振り返ってみると、そう思います。

「かっこいい英語にたくさん触れよう!」ちょっとミーハーで、軽率な響きもしますが、でもそこはひとつ、英語を上達させる戦略だと思って、「かっこいい!」と思える英語を探してみませんか?

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英語をマネることから始めよう

言語には、音声言語と、その他の形態の言語(手話など)があります。音声言語というのは、言うまでもなく、口伝で継承される言語です。

口伝とは、つまるところ、モノマネです。こう説明をすると、「そんなことは分かっている」という表情で、無言の抗議をされることがよくあります。ただ、個人的な印象ですが、モノマネをしている人の数というのは、圧倒的に少ないと思います。「あなたは誰のモノマネをしていますか?」と聞いたときに、明確な答えが返ってくることが少ないからです。

モノマネと言っても、いちいち完コピを目指す必要はないです。

「あの人の英語、なんだかかっこいい!」
「あんな風に英語を喋りたい!」

といったイメージを、頭の片隅で意識して、ロールモデルとして活用する。それで十分に効果はあるでしょう。

モデルにしたのは「ヒューグラント、マシューマコノヒーなど」

僕も過去に10人ほど、心のロールモデルがいました。ヒューグラントやマシューマコノヒーといった俳優や、映画監督のスティーブンキング、スティーブジョブズ、TEDに登場したAJジェイコブスやティムドナー、知り合いのアメリカ人などです。音読をするときにしても、実際に英会話をするときにしても、そういったロールモデルを意識してきたことで、4技能すべてにおいて、とりわけスピーキングにおいて、とても良い影響があったと推測しています。

「母語」という言葉がありますが、要は言葉を教えてくれる「母親役」を定めることで、外国語習得も、よりスムーズになる。そういった考え方です。

さらに、現在は次の取り組みとして、韓国語の勉強をしています。1年前に始めたばかりで、まだまだ日常会話レベルです。でも、簡単な対話文を毎日1時間ほど声に出したおかげで、一応は不自由なくしゃべられます。

韓国語を勉強するにあたっては、英語学習でそうしたのと同じように、「この人かっこいいなー!」と思う俳優を、まず見つけました。そして、なるべくその人の喋り方を意識しながら、何度も繰り返し、声に出す練習をしました。

喋り方をより意識するために、彼の画像をネットからダウンロードして、切りとって、部屋のコルクボードにピンで留めたりもしました。遊びに来た友人から、「え、そういう趣味なの?」といぶかられました。今のところのデメリットと言えばそれくらいで、あとは言語習得に大いに役立っています。

これまで簡単に述べてきたことをまとめると、

(1)「あんな風に喋れたらいいな!」というロールモデルを見つける。
(2)そして、そのイメージを頭の片隅に置いておく。
(3)何なら、切り抜きを持ち歩く。

となります。色々な学習に応用が効く方法だと思います。ぜひトライしてみてください。

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この記事を書いた人

野島裕昭
野島裕昭
音読メインの独学で英検1級、TOEIC満点取得。著書には「超音読英語勉強法」など。
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カッコイイ英語・「あんな風に喋れたらいいな!」を見つける!http://worlli.com/wp-content/uploads/2016/01/699503038e49faa36931273031882485.jpghttp://worlli.com/wp-content/uploads/2016/01/699503038e49faa36931273031882485-150x150.jpg野島裕昭TOEIC英語学習「超音読英語勉強法」の著者・野島裕昭です。音読を中心に、英語の勉強を15年ほど続けています。その経験から、「英語ってどうやったら身につくの?」という疑問について、自分なりに書いていきたいと思います。 ここ数年間、都内で開催されている英会話の勉強会に、週2回ほどのペースで参加しており、そういった会でご一緒になった方から、「お薦めの参考書は何ですか?」といった質問を受けることがあります。 ただ、実は、参考書のことはよく分かりません。いじわるで教えないのではなくて、本当によく知りません。何でもいいから教えろ、さもないと銃殺すると言われたら「ち、中学校の教科書か……NHKのテキストを……」くらいで慈悲を乞いますが、そこまでが限界です。昔から参考書はほとんど使ってこなかったので、そのあたりをアドバイスするのは厳しいのです。 英語学習のスタンスは「かっこいい英語」に触れること では、参考書を使わずにどうやって勉強をしてきたか?洋書であったり、ドラマであったり、ラジオであったり、その時々によって使う素材も、やり方も異なりますが、一言で言うと「かっこいい英語にたくさん触れる」というのが、基本的なスタンスでした。 まだ、ほとんど英語がしゃべれなかった大学生のころ、初めて「かっこいいな~!」と思った英語がありました。ヒュー・グラントという、イギリス人俳優の英語でした。ラブコメの帝王と呼ばれ、ノッティングヒルの恋人や、ラブアクチュアリーに出ている俳優です。 彼が主演の「アバウト・ア・ボーイ」という映画にハマり、DVDと、全セリフが載っているスクリプト集を買い、さらに原書、オーディオブックまで手に入れました。 原書の読解には、かなりの苦戦を強いられましたが、日本語に翻訳された本と、ネット検索とを駆使して、数か月がかりでなんとか読み切りました。 「彼のように、かっこいい英語を話したい!」 そういった憧れがあったからこそ、挫折をせずに続けることができました。 そして、何よりも成長を感じたのはスピーキングでした。憧れの気持ちで英語を聞いているうちに、自然と「真似したい!」という感情が沸き起こったのでしょう。彼の映画を何度も観ていたら、自然としゃべり方が乗り移りっていました。 音読をするときも、人と会話するときも、いつの間にか彼に近いしゃべり方になっていて、「発音、聞き取りやすいね」「イギリスに留学していたの?」と言われるようになりました。 この「真似したい!」とか、「かっこいい英語をしゃべりたい!」と思う感情こそ、英語力上達の鍵だったのではないか。今振り返ってみると、そう思います。 「かっこいい英語にたくさん触れよう!」ちょっとミーハーで、軽率な響きもしますが、でもそこはひとつ、英語を上達させる戦略だと思って、「かっこいい!」と思える英語を探してみませんか? 英語をマネることから始めよう 言語には、音声言語と、その他の形態の言語(手話など)があります。音声言語というのは、言うまでもなく、口伝で継承される言語です。 口伝とは、つまるところ、モノマネです。こう説明をすると、「そんなことは分かっている」という表情で、無言の抗議をされることがよくあります。ただ、個人的な印象ですが、モノマネをしている人の数というのは、圧倒的に少ないと思います。「あなたは誰のモノマネをしていますか?」と聞いたときに、明確な答えが返ってくることが少ないからです。 モノマネと言っても、いちいち完コピを目指す必要はないです。 「あの人の英語、なんだかかっこいい!」 「あんな風に英語を喋りたい!」 といったイメージを、頭の片隅で意識して、ロールモデルとして活用する。それで十分に効果はあるでしょう。 モデルにしたのは「ヒューグラント、マシューマコノヒーなど」 僕も過去に10人ほど、心のロールモデルがいました。ヒューグラントやマシューマコノヒーといった俳優や、映画監督のスティーブンキング、スティーブジョブズ、TEDに登場したAJジェイコブスやティムドナー、知り合いのアメリカ人などです。音読をするときにしても、実際に英会話をするときにしても、そういったロールモデルを意識してきたことで、4技能すべてにおいて、とりわけスピーキングにおいて、とても良い影響があったと推測しています。 「母語」という言葉がありますが、要は言葉を教えてくれる「母親役」を定めることで、外国語習得も、よりスムーズになる。そういった考え方です。 さらに、現在は次の取り組みとして、韓国語の勉強をしています。1年前に始めたばかりで、まだまだ日常会話レベルです。でも、簡単な対話文を毎日1時間ほど声に出したおかげで、一応は不自由なくしゃべられます。 韓国語を勉強するにあたっては、英語学習でそうしたのと同じように、「この人かっこいいなー!」と思う俳優を、まず見つけました。そして、なるべくその人の喋り方を意識しながら、何度も繰り返し、声に出す練習をしました。 喋り方をより意識するために、彼の画像をネットからダウンロードして、切りとって、部屋のコルクボードにピンで留めたりもしました。遊びに来た友人から、「え、そういう趣味なの?」といぶかられました。今のところのデメリットと言えばそれくらいで、あとは言語習得に大いに役立っています。 これまで簡単に述べてきたことをまとめると、 (1)「あんな風に喋れたらいいな!」というロールモデルを見つける。 (2)そして、そのイメージを頭の片隅に置いておく。 (3)何なら、切り抜きを持ち歩く。 となります。色々な学習に応用が効く方法だと思います。ぜひトライしてみてください。 【関連記事】 ・【イマドキ、海外インターン】アイルランドでワーホリ(最初の3カ月) ・社会人留学をスムーズに実行するには? ・ラストクリスマス歌詞和訳。実は失恋ソング? ・ワンダイレクション新曲『Drag Me Down』の歌詞和訳! ・社会人のあなたも2016年、留学をスタートさせてみては?Just another WordPress site