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こんにちは。現在Orange Coast Collegeという大学に通っている、大泉一昌といいます。僕は今、カリフォルニア州のコスタメサという場所にあるホストファミリーの家にホームステイをしています。

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(大泉さん)

アメリカではホームステイをしています

ホストマザーと、21歳の息子と住んでいて、家にはいつも9匹以上の犬と1匹の猫がいます。モルモン教の一家で、たまに他のモルモン教徒の使節団を家に招いては夕食を一緒にとります。最初は食事をしながら談話を楽しむのですが、食後は教本を読んだり、それについて自分がどう思うか、もしくはその体験談などを話し合って、最後は祈祷をして終わります。いつも賑やかな家族です。

アメリカでのリアルな大学生活

werner22brigitte / Pixabay

まずはじめに、僕から見たアメリカがどのような国なのか述べたいと思います。アメリカは歴史が浅く、他民族が集まって出来た国である為、日本が持つような伝統はあまりありません。それでいて、人が十分豊かに暮らせるほど経済も発展しているため、あまり苦労せずとも生活する事ができ、支え合いをあまり必要としないアメリカの文化からは冷たいものを感じます。アメリカが個人主義の国だというのは一般的に知られている事と思います。例を挙げると、アメリカには日本のように残業は存在せず、自分の勤務時間が終わったらたとえ仕事が残っていても帰ります。

日本では飲み会などに誘われたら断れないような印象がありますが、アメリカでは断ったらそれ以上追求されません。それだけだとあまり実感はわかないかもしれませんが、僕が驚いたのは、親が実の子供(既に自立した成人)を家に泊めるのに、宿泊費を請求するという事です。その人達が特別冷たい訳ではなく、それがアメリカの文化なのです。他にも、店での客に対する接客や、友人関係の間でも、アメリカの冷たさを感じます。

空港に着いた時点でそこの文化を感じ、安心出来る(僕だけかもしれませんが)日本とは違い、どこにいても自分の意志を強く保ち、気を緩めてはいけない、そんな国です。2014年の1月に、今いるOrange Coast Collegeという大学に入学しました。しかし、入学して最初の数日でこの上無い絶望感を味わいました。

全く授業についていけない、課題が何なのか、何て言ったのか全く分からない、Note-takingも授業が早すぎて全く書き留める事が出来ない、当然授業の内容が何だったのかも全く分からないし、焦って隣の人に理解が出来なかったから教えて欲しいと頼んでも、見下すような表情でもっと授業に集中すべきだと一蹴されてしまいました。

1384174_565599700167586_1094512510_n(写真中央が大泉さん)

新しい環境で、右も左も分からないような状態で、それでも助けてくれる人なんていないから自分の力で全ての事をこなさないといけない不安の中で、更に勉強面でも全くついていけなくて、生きた心地がしませんでした。

僕には成したい夢があって、それには良い大学への編入が必要で、その為にここの大学ではオールAを取る事を目標に決めたのに、これではパスできるかさえも自信が無い、もともと高校まで勉強をしてこなかった僕がアメリカに来て勉強するという事がそもそも間違いだったのではないか、そう思わざるを得ませんでした。

 

ハイスコアを取るために一日13時間勉強していました

condesign / Pixabay

 

そこからはとにかくがむしゃらに勉強しました。最初の方は一日基本13時間は勉強していました。分からない事があれば教授に聞きにいって、平日も休日も関係無く、授業を受けている時以外は自分の部屋にこもりきって必死で食らいつきました。

慣れていってからは少しずつ余裕も持てるようになりましたが、これまでを振り返ってみると、学期を通して勉強以外の目的で外出したのは2、3回程度で、その日も削った時間を埋める為に朝の4時くらいまで勉強したりしました。勉強以外は何もしてこなかったです。

中間試験を受けて結果が出始めると、周りの態度も変わっていきました。テスト前になると毎回周りの友達に勉強を教えていたし、最初に僕を見下していたあの学生も、気付けばよく僕に質問するようになっていました。何度か体調を崩す程勉強も大変でしたが、何よりも辛いのは孤独です。

学校では友達はほとんど作りませんでした。中には本当に努力する人達もいますが、大半の学生は努力をしないし、その雰囲気にのまれたり、何かに誘われて勉強に支障が出るのが嫌だったからです。

ここまで頑張れてるのは、親や仲間の支えのおかげ

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(中高時代同期のメンバーと。写真一番左が大泉さん)

加えてこのアメリカの文化という環境の中で、メンタル的にかなり疲弊しました。何故自分が頑張っているのか分からなくなったり、何故こんな辛い道を歩まなければならないのか分からなくなったのは、一度や二度ではありません。何度も自分を見失いそうになる中で、それでも歩み続ける事が出来たのは、親や、たまに連絡をよこしてくれる中高時代の同期や友達のおかげです。ここでの生活で唯一自分が誰なのかを確認でき、動機を再確認したり、いつも張りつめている気を緩め、本当の自分でいる事が出来る場でした。それにどれだけ助けられたか分かりません。

高校までのGPAが1.7だった僕には渡米すら無理だと宣告されてから、それでも努力してオールAを取り続けています。アメリカで生き残るのは大変ですが、努力したらその分報われ、道が開いていく国だと感じます。

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留学生がアメリカから感じるリアルなカルチャーショックとその乗り越え方とは。http://worlli.com/wp-content/uploads/2015/06/1384174_565599700167586_1094512510_n.jpghttp://worlli.com/wp-content/uploads/2015/06/1384174_565599700167586_1094512510_n-150x150.jpgworlli編集部アメリカ海外生活海外留学こんにちは。現在Orange Coast Collegeという大学に通っている、大泉一昌といいます。僕は今、カリフォルニア州のコスタメサという場所にあるホストファミリーの家にホームステイをしています。 (大泉さん) アメリカではホームステイをしています ホストマザーと、21歳の息子と住んでいて、家にはいつも9匹以上の犬と1匹の猫がいます。モルモン教の一家で、たまに他のモルモン教徒の使節団を家に招いては夕食を一緒にとります。最初は食事をしながら談話を楽しむのですが、食後は教本を読んだり、それについて自分がどう思うか、もしくはその体験談などを話し合って、最後は祈祷をして終わります。いつも賑やかな家族です。 アメリカでのリアルな大学生活 まずはじめに、僕から見たアメリカがどのような国なのか述べたいと思います。アメリカは歴史が浅く、他民族が集まって出来た国である為、日本が持つような伝統はあまりありません。それでいて、人が十分豊かに暮らせるほど経済も発展しているため、あまり苦労せずとも生活する事ができ、支え合いをあまり必要としないアメリカの文化からは冷たいものを感じます。アメリカが個人主義の国だというのは一般的に知られている事と思います。例を挙げると、アメリカには日本のように残業は存在せず、自分の勤務時間が終わったらたとえ仕事が残っていても帰ります。 日本では飲み会などに誘われたら断れないような印象がありますが、アメリカでは断ったらそれ以上追求されません。それだけだとあまり実感はわかないかもしれませんが、僕が驚いたのは、親が実の子供(既に自立した成人)を家に泊めるのに、宿泊費を請求するという事です。その人達が特別冷たい訳ではなく、それがアメリカの文化なのです。他にも、店での客に対する接客や、友人関係の間でも、アメリカの冷たさを感じます。 空港に着いた時点でそこの文化を感じ、安心出来る(僕だけかもしれませんが)日本とは違い、どこにいても自分の意志を強く保ち、気を緩めてはいけない、そんな国です。2014年の1月に、今いるOrange Coast Collegeという大学に入学しました。しかし、入学して最初の数日でこの上無い絶望感を味わいました。 全く授業についていけない、課題が何なのか、何て言ったのか全く分からない、Note-takingも授業が早すぎて全く書き留める事が出来ない、当然授業の内容が何だったのかも全く分からないし、焦って隣の人に理解が出来なかったから教えて欲しいと頼んでも、見下すような表情でもっと授業に集中すべきだと一蹴されてしまいました。 (写真中央が大泉さん) 新しい環境で、右も左も分からないような状態で、それでも助けてくれる人なんていないから自分の力で全ての事をこなさないといけない不安の中で、更に勉強面でも全くついていけなくて、生きた心地がしませんでした。 僕には成したい夢があって、それには良い大学への編入が必要で、その為にここの大学ではオールAを取る事を目標に決めたのに、これではパスできるかさえも自信が無い、もともと高校まで勉強をしてこなかった僕がアメリカに来て勉強するという事がそもそも間違いだったのではないか、そう思わざるを得ませんでした。   ハイスコアを取るために一日13時間勉強していました   そこからはとにかくがむしゃらに勉強しました。最初の方は一日基本13時間は勉強していました。分からない事があれば教授に聞きにいって、平日も休日も関係無く、授業を受けている時以外は自分の部屋にこもりきって必死で食らいつきました。 慣れていってからは少しずつ余裕も持てるようになりましたが、これまでを振り返ってみると、学期を通して勉強以外の目的で外出したのは2、3回程度で、その日も削った時間を埋める為に朝の4時くらいまで勉強したりしました。勉強以外は何もしてこなかったです。 中間試験を受けて結果が出始めると、周りの態度も変わっていきました。テスト前になると毎回周りの友達に勉強を教えていたし、最初に僕を見下していたあの学生も、気付けばよく僕に質問するようになっていました。何度か体調を崩す程勉強も大変でしたが、何よりも辛いのは孤独です。 学校では友達はほとんど作りませんでした。中には本当に努力する人達もいますが、大半の学生は努力をしないし、その雰囲気にのまれたり、何かに誘われて勉強に支障が出るのが嫌だったからです。 ここまで頑張れてるのは、親や仲間の支えのおかげ (中高時代同期のメンバーと。写真一番左が大泉さん) 加えてこのアメリカの文化という環境の中で、メンタル的にかなり疲弊しました。何故自分が頑張っているのか分からなくなったり、何故こんな辛い道を歩まなければならないのか分からなくなったのは、一度や二度ではありません。何度も自分を見失いそうになる中で、それでも歩み続ける事が出来たのは、親や、たまに連絡をよこしてくれる中高時代の同期や友達のおかげです。ここでの生活で唯一自分が誰なのかを確認でき、動機を再確認したり、いつも張りつめている気を緩め、本当の自分でいる事が出来る場でした。それにどれだけ助けられたか分かりません。 高校までのGPAが1.7だった僕には渡米すら無理だと宣告されてから、それでも努力してオールAを取り続けています。アメリカで生き残るのは大変ですが、努力したらその分報われ、道が開いていく国だと感じます。Just another WordPress site