LINEで送る
Pocket

かよさん3
写真の中央左が渡辺さん

渡辺 佳誉(わたなべ かよ)さん:2010年東京外国語大学入学。2013年3-12月 アフリカ、マラウイ、ムズズ大学に留学学主に地理学部 都市計画を学ぶ。また、リロングウェのムトゥ村の学校建設に携わり、中古パソコンの購入を斡旋、看護学部の奨学金をNGOと協力して立ち上げ今年で2年目のサポート。2015年同大学卒業後、マンチェスター大学院を経て、現在外資系企業にて働く。

貧困のない国への興味から始まった。

–ロシア語を専攻していたのに、なぜアフリカへ行こうとされたのでしょうか?

それよく聞かれます(笑)最初は高校の時、ソ連に興味を持ちました。ソ連は資本主義から社会主義にして平等で貧困のない社会を作りましょうっていう理想があったけど結局はダメで、それはなんでだろうって思ったのがきっかけです。

あとは、貧困のない社会とかに興味があったから、ロシア語を学んでロシア語でソ連の文献とかを読んで勉強したいなとも思っていました。

 –また、なぜアフリカ留学をして地理学部で都市計画を学ぼうと思われたのですか?

一言で言うと、アフリカの社会と経済をどうやって開発していくかっていうものを学びたかったからです。

アフリカの教育、医療の質を上げたい。

かよさん.54 のコピー

–途上国での学校建設などに携わったと思うのですが、その当時の活動に関して詳しくお聞かせください。

アフリカってどんなイメージもってます?アフリカのマラウェイってところは治安が悪かったり貧困だったりって面もあるんだけど、とりあえず学校が足りなくて、リロングウェっていう村の方に子供たちが、平日の昼間にいるんです。なんでかっていうと学校が遠い、そして授業料が払えないとかで、何もしないで遊んでたのね。それを見てアフリカ人の友達と学校をブロックから建てたんだ。

その学校でなにを教えているかというと、公式的な教育はあまりできないから、まずはお母さんたちのための学校を建ててミシンを教えてるの。そこから徐々に広げていきたいと思ってる。

 –中古パソコンの購入を斡旋されていたそうですか、どのように斡旋をされていたのか詳しくお聞かせください!

ムズズ大学で勉強していたんだけど、課題が与えられてパソコンで打ち込む時、公的なパソコンに何十人も並んで使っていた。

一人一人世界の情報にアクセス出来れば教育の質も上がるよね?そういう課題ができなくてドロップアウトしちゃったりする人もいるから、そういうのを無くしたい、勉強の効率を上げたいと思った。

特に看護学生とか医学部生とかはアフリカの人々を支えることができるから、そういう人たちの教育を上げれば医療の質を上がるんじゃないかと思ったんだ。

それと、アフリカではパソコンは高い。中古でも3万とかするのね。それに比べてマラウェイの人たちは年間で平均3万円。そういう人たちがパソコンを買う事ができない。でも日本だと質は悪いかもしれないけど、中古で5千円から1万円くらいで買えるよね?だからそれをインポートした。もちろん私が払うのではなく彼らに払ってもらってね。

苦しい環境でも明るく頑張っていることに気づいた。

–アフリカ留学で一番苦しかった事と嬉しかった事を教えてください。

楽しかった事

みんなフレンドリーで、道歩けば挨拶してくれて、良い文化だなと思った。あと私もアフリカに行くまでは、アフリカって貧困で子供たちは栄養失調で、、、、っていう暗いイメージしかなかったんだけど、でもいってみて被害者っていう捉え方だけではないんだなと思った。

みんな環境は苦しいし収入も少なくて、震災で家が壊れたとか多いんだけどみんな明るくて頑張ってる。

日本人はアフリカとかの途上国の人たちは私たちが助けなきゃ生きていけないんだ、とか私も行くまではそうだったんだけど少し見下してるのね。でも、対等な人間で、そんな事は無くて、日本人と変わりなく頑張っているし、逆に日本のような生ぬるい環境よりアフリカでの厳しい環境で育った方が力強く育つんじゃないかなって。

苦しかった事

やっぱり人が亡くなる。病院で看護師と医者の数が少ない。ある医学部の学生がインターンして、教えてくれたんだけど、妊婦さんが産気づいていて、看護師の人もいっぱい居たんだけど、疲れていて放置して妊婦さんも子供も死んじゃったの。そういう風に命が多く亡くなるのが辛い。

あとは犯罪が多い。スリとか盗難とか。だから四六時中警戒してないといけないから大変。実際に盗まれた事もあるよ(笑)

 –アフリカ留学で得られたもの、それによって心境の変化などはありましたか?アフリカで学ぶ事で進路も大きく変わりましたでしょうか?

アフリカの人をただ可哀想な人たちって捉えるんじゃ無くて、頑張っている人たちって捉えるようになった。

あとは期待しない力がついた!何とかなるかなっていう期待はあんま出来なくなった(笑)

例えば、遠出でバスを使う時、アフリカはバスがお客さんでいっぱいになったら出発だから時刻表とかがなくって、何時間も大幅に変わるのね。

だからこの時につくから何とかなるって考えはなくなったかなぁ。暗くなってて危ない時間につくかもしれないから、そのバスの中とかで通訳を見つけられるかっていう戦いが始まるの。目的地までにいかに信用できる友達を作れるかっていう。なんとかならないって状況でいかにサバイブするかなんだ。

帰ってきてからはオープンになって外国人の友達が増えたね。

ボランティアではなくビジネスの道へ。

–留学によっての進路での変化はありましたか?

あんま変わってないかな。ちょっと変わったとこは、どうやったらアフリカのためになるのかっていう考えは変わった。

実際に行って、アフリカの持ってるものと持っていないものが分かる。行く前まではボランティアで助けてあげたいと思ったんだけど、行った後はアフリカ自体がどのように自分たち自身で職を見つけられるかっていう、ビジネスの世界を極めたいなと。

現地の人たちは協力して生きていくしくみがある、それを生かして都市計画をしましょうっていうのがやりたくて、でも今の都市計画はそのストリートベンジャーズの良いところを無駄にしてる政策だから、それ変えた方がいいんじゃないかっていうのを卒論でも提出した。アフリカ留学で視点を変えて将来に生かしていけるんじゃないかなって思ってる。

日本が世界に誇れるのはインフラ建設とかだから、インフラ建設の会社で色々学ばさせていただいたりしていた。

 –若い頃に、他の国ではなくアフリカへ留学をするメリットを詳しくお聞かせください。

日本人には遠いからどんなところか分からない人が多いのね。だからアフリカで英語が通じるところが分からない。けど私はアフリカにいって英語ができたって実感が多いかなぁ。

あとアフリカだとタフになる。衛生面とかでも気をつかわないといけない。何があってもびびらなくなる。ただ生きるんじゃなくて一生懸命生きるから日本でも先進国への留学でも経験できない。

–渡辺さんの将来のビジョンなどありましたら、お聞かせください。

やっぱり一言で言うと貧しい国がどうやって自分自身でお金をつくるか、産業を発達出来るかをアドバイスができるようになりたい!

 –最後に学生読者にメッセージをお願いします。

とにかく自分の目標に向かって頑張ってください!

【関連記事】
・ミスコン候補者が見たウガンダの現実。
・イギリス英語をエマ・ワトソンのインタビューで勉強
・アフリカ留学で気づく!「貧困=可哀想」だけではないということ。
・外人から見た日本のすごいところ50Part1
・アフリカの教育を変えるために、立ち上がった大学生!

この記事を書いた人

Suzuki Sayaka
Suzuki Sayaka
現在東京薬科大学生命科学部3年です。
Worlliのブログの更新などさせていただいています!
LINEで送る
Pocket

アフリカ留学で気づく!「貧困=可哀想」だけではないということ。http://worlli.com/wp-content/uploads/2015/06/59896d8b798e8cc20cf2d0f4199ede251.pnghttp://worlli.com/wp-content/uploads/2015/06/59896d8b798e8cc20cf2d0f4199ede251-150x150.pngSuzuki Sayakaアフリカインタビュー学生海外留学渡辺 佳誉(わたなべ かよ)さん:2010年東京外国語大学入学。2013年3-12月 アフリカ、マラウイ、ムズズ大学に留学学主に地理学部 都市計画を学ぶ。また、リロングウェのムトゥ村の学校建設に携わり、中古パソコンの購入を斡旋、看護学部の奨学金をNGOと協力して立ち上げ今年で2年目のサポート。2015年同大学卒業後、マンチェスター大学院を経て、現在外資系企業にて働く。 貧困のない国への興味から始まった。 --ロシア語を専攻していたのに、なぜアフリカへ行こうとされたのでしょうか? それよく聞かれます(笑)最初は高校の時、ソ連に興味を持ちました。ソ連は資本主義から社会主義にして平等で貧困のない社会を作りましょうっていう理想があったけど結局はダメで、それはなんでだろうって思ったのがきっかけです。 あとは、貧困のない社会とかに興味があったから、ロシア語を学んでロシア語でソ連の文献とかを読んで勉強したいなとも思っていました。  --また、なぜアフリカ留学をして地理学部で都市計画を学ぼうと思われたのですか? 一言で言うと、アフリカの社会と経済をどうやって開発していくかっていうものを学びたかったからです。 アフリカの教育、医療の質を上げたい。 --途上国での学校建設などに携わったと思うのですが、その当時の活動に関して詳しくお聞かせください。 アフリカってどんなイメージもってます?アフリカのマラウェイってところは治安が悪かったり貧困だったりって面もあるんだけど、とりあえず学校が足りなくて、リロングウェっていう村の方に子供たちが、平日の昼間にいるんです。なんでかっていうと学校が遠い、そして授業料が払えないとかで、何もしないで遊んでたのね。それを見てアフリカ人の友達と学校をブロックから建てたんだ。 その学校でなにを教えているかというと、公式的な教育はあまりできないから、まずはお母さんたちのための学校を建ててミシンを教えてるの。そこから徐々に広げていきたいと思ってる。  --中古パソコンの購入を斡旋されていたそうですか、どのように斡旋をされていたのか詳しくお聞かせください! ムズズ大学で勉強していたんだけど、課題が与えられてパソコンで打ち込む時、公的なパソコンに何十人も並んで使っていた。 一人一人世界の情報にアクセス出来れば教育の質も上がるよね?そういう課題ができなくてドロップアウトしちゃったりする人もいるから、そういうのを無くしたい、勉強の効率を上げたいと思った。 特に看護学生とか医学部生とかはアフリカの人々を支えることができるから、そういう人たちの教育を上げれば医療の質を上がるんじゃないかと思ったんだ。 それと、アフリカではパソコンは高い。中古でも3万とかするのね。それに比べてマラウェイの人たちは年間で平均3万円。そういう人たちがパソコンを買う事ができない。でも日本だと質は悪いかもしれないけど、中古で5千円から1万円くらいで買えるよね?だからそれをインポートした。もちろん私が払うのではなく彼らに払ってもらってね。 苦しい環境でも明るく頑張っていることに気づいた。 --アフリカ留学で一番苦しかった事と嬉しかった事を教えてください。 楽しかった事 みんなフレンドリーで、道歩けば挨拶してくれて、良い文化だなと思った。あと私もアフリカに行くまでは、アフリカって貧困で子供たちは栄養失調で、、、、っていう暗いイメージしかなかったんだけど、でもいってみて被害者っていう捉え方だけではないんだなと思った。 みんな環境は苦しいし収入も少なくて、震災で家が壊れたとか多いんだけどみんな明るくて頑張ってる。 日本人はアフリカとかの途上国の人たちは私たちが助けなきゃ生きていけないんだ、とか私も行くまではそうだったんだけど少し見下してるのね。でも、対等な人間で、そんな事は無くて、日本人と変わりなく頑張っているし、逆に日本のような生ぬるい環境よりアフリカでの厳しい環境で育った方が力強く育つんじゃないかなって。 苦しかった事 やっぱり人が亡くなる。病院で看護師と医者の数が少ない。ある医学部の学生がインターンして、教えてくれたんだけど、妊婦さんが産気づいていて、看護師の人もいっぱい居たんだけど、疲れていて放置して妊婦さんも子供も死んじゃったの。そういう風に命が多く亡くなるのが辛い。 あとは犯罪が多い。スリとか盗難とか。だから四六時中警戒してないといけないから大変。実際に盗まれた事もあるよ(笑)  --アフリカ留学で得られたもの、それによって心境の変化などはありましたか?アフリカで学ぶ事で進路も大きく変わりましたでしょうか? アフリカの人をただ可哀想な人たちって捉えるんじゃ無くて、頑張っている人たちって捉えるようになった。 あとは期待しない力がついた!何とかなるかなっていう期待はあんま出来なくなった(笑) 例えば、遠出でバスを使う時、アフリカはバスがお客さんでいっぱいになったら出発だから時刻表とかがなくって、何時間も大幅に変わるのね。 だからこの時につくから何とかなるって考えはなくなったかなぁ。暗くなってて危ない時間につくかもしれないから、そのバスの中とかで通訳を見つけられるかっていう戦いが始まるの。目的地までにいかに信用できる友達を作れるかっていう。なんとかならないって状況でいかにサバイブするかなんだ。 帰ってきてからはオープンになって外国人の友達が増えたね。 ボランティアではなくビジネスの道へ。 --留学によっての進路での変化はありましたか? あんま変わってないかな。ちょっと変わったとこは、どうやったらアフリカのためになるのかっていう考えは変わった。 実際に行って、アフリカの持ってるものと持っていないものが分かる。行く前まではボランティアで助けてあげたいと思ったんだけど、行った後はアフリカ自体がどのように自分たち自身で職を見つけられるかっていう、ビジネスの世界を極めたいなと。 現地の人たちは協力して生きていくしくみがある、それを生かして都市計画をしましょうっていうのがやりたくて、でも今の都市計画はそのストリートベンジャーズの良いところを無駄にしてる政策だから、それ変えた方がいいんじゃないかっていうのを卒論でも提出した。アフリカ留学で視点を変えて将来に生かしていけるんじゃないかなって思ってる。 日本が世界に誇れるのはインフラ建設とかだから、インフラ建設の会社で色々学ばさせていただいたりしていた。  --若い頃に、他の国ではなくアフリカへ留学をするメリットを詳しくお聞かせください。 日本人には遠いからどんなところか分からない人が多いのね。だからアフリカで英語が通じるところが分からない。けど私はアフリカにいって英語ができたって実感が多いかなぁ。 あとアフリカだとタフになる。衛生面とかでも気をつかわないといけない。何があってもびびらなくなる。ただ生きるんじゃなくて一生懸命生きるから日本でも先進国への留学でも経験できない。 --渡辺さんの将来のビジョンなどありましたら、お聞かせください。 やっぱり一言で言うと貧しい国がどうやって自分自身でお金をつくるか、産業を発達出来るかをアドバイスができるようになりたい!  --最後に学生読者にメッセージをお願いします。 とにかく自分の目標に向かって頑張ってください! 【関連記事】 ・ミスコン候補者が見たウガンダの現実。 ・イギリス英語をエマ・ワトソンのインタビューで勉強 ・アフリカ留学で気づく!「貧困=可哀想」だけではないということ。 ・外人から見た日本のすごいところ50Part1 ・アフリカの教育を変えるために、立ち上がった大学生!Just another WordPress site